一般社団法人工事金額適正化推進協会[PARCC]リフォーム工事金額の適正化を推進し、リフォーム業界の地位向上,悪徳業者、悪質業者の排除を目指します。

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諸経費について

見積書の中で、もっとも不明朗と思われている項目が「諸経費」です。
詳細な内訳書のついている見積書でも、諸経費の単位は一式で、大きな金額が載っています。 親切な見積書でも、諸経費が現場管理費と一般管理費に分かれている程度で、 それ以上の詳しい内容は記載されていないのが一般的です。 しかしながら、お客さまにとっては記載された諸経費が、高いのか安いのか、 それとも妥当な金額なのか、確認のしようがないため、疑問の種になります。

諸経費とは

諸経費には、利益のほかに、リフォーム工事の現場で発生する、 現場管理費(現場経費)と工務店の事務所で発生する一般管理費(本社経費)があります。 現場の職人と連絡をとり、作業スケジュールを調整したり、現場を取り仕切る仕事は、 工務店の担当者(現場監督、工事監理者)が行います。 現場管理費の半分以上は、この現場担当者の人件費や福利厚生費、法定福利費です。 他にも交通費や通信費、各種保険料などが含まれます。

諸経費の主な内容

実際には・・・

実際には上記のような項目を、工事ごとに細かく積算するのは難しいため、 経験則などによって一定の率計算で求めた数値が諸経費となります。 本協会の会員に対するアンケートでは、内装工事においては5-10%のところが多いようです。
工事の規模や工期、請負金額の多寡、工務店の経営形態等によって前後します。 いずれにしても根拠のない数字ではありませんが、お客様に納得していただくのが、 難しい費用だといえます。また、工務店によって見積書の書き方にも違いがあり、 諸経費を各工事項目に分配し、見た目上の諸経費を抑えるところもあり 「工事金額の○○%だから適切な金額である。」とは、簡単には判断のつかない項目です。